九州旅客鉄道肥薩縁矢岳駅舎
建物データ
名 称 | 九州旅客鉄道肥薩縁矢大岳駅舎 明治42年(1909)開業 木造平屋建、、切妻造、桟瓦葺、平入、三方庇付、西向 |
---|---|
指定年月日 | 駅舎は文化財の指定はありませんが、2007年(平成19年)11月30日に矢岳駅とSL展示館の保存車(蒸気機関車D51 170)が「近代化産業遺産群」に認定遺産されています。 |
所在地 | 人吉市矢岳町 |
修理記録 | |
保存修理工事報告書 |
大畑駅舎正面

矢岳駅の開業は明治42年で、駅開設当時は僻地のため利用が少ないと心配されていましたが、やがて運送業者や木材業者が集まるようになり、木炭や木材の積み出しで賑わうようになりました。第二次世界大戦後は開拓者の入植もあり、昭和30年代には約160戸780人まで増えました。肥薩線の山線と呼ばれる険しい区間にある駅の一つで、肥薩線で最も高く標高約536.9メートルの地点にあります。
矢岳駅舎ホーム側

最盛期には、単式ホームの向かいに島式ホームがあって、線路も上下線合計3線に加え、貨物の積み下ろし用の線路も3本存在していました。昭和61年11月1日に無人駅となりました。
大畑駅舎改札口

ホームが嵩上げされ、改札口周り低くなっています。
大畑駅舎内部

「待合室」北側が「出札室(出札所)」自で、切符を発券していました。床はコンクリートの土間で、壁は黄大津の仕上げのようで、黒色の掲示板が吊られています。